2025/03/10

いちご新聞4月号|いちごの王さまからのメッセージ

大切ないちごメイトのみなさん、
これからも、仲良く助け合って生きていきましょう。

 いちご新聞が創刊50周年を迎えました。50年というと、生まれたばかりの赤ちゃんが50歳になる長い年月をいちごメイトのみなさんと一緒に歩んできたのだなぁと思うと、実に感慨深いものがあります。
 創刊からずっと読み続けてくれている人は少ないと思うけど、一度でもいちご新聞を手に取って、いちごの王さまからのメッセージを読んでくれたお友だちは、全員いちごメイトです。これからもこのページのイラストのように、みんな仲良く、友情の輪を広げていきましょう。

 

 いちご新聞は1975年(昭和50年)4月に、みんな仲良く生きていきたい、平和で幸福な世界をつくっていきたい、そう願って発刊されました。通常の出版物とは違って、書店ではなく、サンリオショップの店頭のみに置かれました。それは、サンリオファンのためのものだったからです。
 そして、いちご新聞創刊と同時に誕生したのが“いちごの王さま”でした。創刊号でいちごの王さまは、このように書いていました。

 ―私たちにとって大切なのは未来です。今、世界中のあちこちで戦争が起こったり、工場公害が引き起こされたりしています。でも、10年、20年先には私たちが仲良く、平和に暮らせる世界であってほしい、そんな世界を作りたいと思います。小さな私たちの力では、今はまだ何もできません。

 

 でも、私たちが生きていく世界は、私たち自身で作らねばならないと思うのです。人まかせにするのではなく、このいちご新聞を中心にお互いに思いやりの心を持って仲良く助け合いながら、これからの私たちの世界を作っていきましょう。

 王さまが伝えたいことは、創刊号のメッセージに書いたことと何も変わっていません。
ただ、読み返してみると、その時にはずっと先だと思っていた10年、20年はあっという間に過ぎ去り、50年が経った今もあちこちで戦争は起こっているし、環境破壊はむしろ加速しています。とても悲しいことです。
 では、この50年間、私たちは無力だったのでしょうか? 王さまはそうは思いません。
友情と思いやりのシンボルであるハローキティは、昨年、このいちご新聞よりひと足早く50周年を迎え、50年間世界中に愛と笑顔を届けてきました。
これまで、王さまが686回にわたっていちごの王さまからのメッセージで伝え続けてきた“人はひとりでは生きられない。だから仲良く助け合って生きてゆこう”という理念も、たくさんのいちごメイトの心に刻まれたはずです。
 世の中を変えることは簡単なことではありません。でも、理想を持って挑戦する心を忘れないでほしいと王さまは思います。
 本当に大切なことは、時代が変わっても変わることはないのです。

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