いちご新聞9月号｜いちごの王さまからのメッセージ

　まだまだ暑い日が続いていますが、9月と聞くと「秋は近づいてきているんだな」と思います。
今年は“災害級”と言われる酷暑の夏でしたから、夏休みに夏バテしちゃってる人もいるのではないでしょうか？
新学期が始まるまでには体力を取り戻して、生活をしっかり立て直しましょう。

　夏休み前の出来事ですが、英国のチャールズ国王がバッキンガム宮殿に天皇陛下、皇后陛下を迎えての公式晩餐会のスピーチで、「ハローキティ、お誕生日おめでとう」とハローキティ50周年をお祝いしてくれたニュースが流れました。このニュースがテレビで流れた時、チャールズ国王の優しさとユーモアあふれるお人柄に感激して、とても嬉しくなりました。
みんなも同じ気持ちだったのではないでしょうか。
晩餐会の会場もチャールズ国王のその一言で笑い声が起き、あたたかい雰囲気に包まれたと報道されていました。
チャールズ国王は、その場でハローキティはロンドン生まれということや、ユニセフの子供大使として活動したことをお話ししてくれました。
　そうなのです。キティちゃんは過去に3回、ユニセフ（国連児童基金）から任命を受けて活動しています。
1度目は1983年、米国ユニセフ委員会の「ジュニア・アンバサダー（子供大使）」、2度目は1994年、日本ユニセフ協会の「子供親善使節」、3度目は2004年に期間限定で「子供たちの特別な友達」に任命されて、子どもたちのために頑張りました。そのことをチャールズ国王に知っていてもらえて、キティちゃんはとても嬉しかったことでしょう。

　
　今もキティちゃんは、国連との協働企画「＃HelloGlobalGoals / ＃HelloSDGs」を掲げて、国連の6つの機関・国連開発計画（UNDP）、国連環境計画（UNEP）、国連人口基金（UNFPA）、国連児童基金（UNICEF）、国連女性機関（UN Women）、国連人間居住計画（UN-Habitat）に協力して、SDGsをグローバルに推進する活動を頑張っています。

　SDGsについては、いろいろなところで取り上げられているので知ってる人が多いと思いますが、ここでおさらいしましょう。
SDGsとは、2015年9月にニューヨークの国連本部で行われた国連サミットにおいてすべての加盟国が合意した『持続可能な開発目標』で、「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題と言った課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」という取り組みのことです。
SDGsが採択されて、「このままでは地球はもたない」あるいは「地球に人類が生きられなくなる」ことが周知されて、世界中の多くの人が意識や暮らしを見直すきっかけとなりました。

　キティちゃんも、ずっと大切にしている“助け合い”の精神で、地球のあらゆる問題解決に向けて、世界の人たちと手を取り合い活動しています。
　地球上のみんな一人一人が自分に出来ることを見つけて、一緒に頑張っていきましょう。