いちごの王さまからのメッセージ
4月のメッセージ
寒かった冬もやっと過ぎ去り、少しずつ暖かい春がやって来ましたね。今年の冬は本当に寒く、新聞でも、雪がこんなにたくさん降り続いたのは本当に何十年ぶりと書いてありました。王さまのいる東京は、そんなにたくさんの雪は降らなかったのですが、豪雪によるたくさんの被害がニュースで報じられていた北陸地方や東北地方のみなさんは、本当に大変な日々だったと思います。
大自然の猛威の前で人間はとても無力なものですが、そんなときは、家族やお友だちが一緒になってお互いに助け合うことが一番大切です。辛い状況のときこそ、家族やお友だち、ご近所の人と助け合い、仲良くすることを決して忘れずに、みんなで乗り越えていきましょう。いつでも困ったときにはみんなで助け合う、そんな平和な世界になって欲しいと、王さまは願っています。
そして、もうひとつニュースで大きく取り上げられたのは、冬季オリンピックの開催です。2月9日より韓国で平昌オリンピックが開催され、世界中から冬季スポーツの選手たちが集まり、大いに盛り上がりました。
オリンピックは、今から122年前の1896年にギリシャのアテネで第1回の競技大会が行なわれた、4年に一度のスポーツの祭典で、世界中のスポーツ選手たちが、この日のために毎日毎日練習を重ね、試合に挑みます。
王さまはスポーツはあまりしませんが、スポーツを観戦するのは大好きで、たくさんの選手のファンでもあるので、今回のオリンピックも、みんなで真剣に応援をしていました。
スポーツは、勝つか負けるかの勝負が主体のように思えますが、実技をする人たちと、それを観戦し応援する人たちみんなが一緒に時間を共有でき、そして、そんなスポーツの極みでもあるオリンピックは、世界中の人たちがスポーツを通してなかよくする素晴らしいイベントだと、王さまは思っています。
オリンピックのシンボルマークである「五輪」は、ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアの五大陸の連帯を表しています。そこには、国を超え、人種を超えて、みんながひとつになる、という世界中の人たちの想いが込められているのです。
あるメダリスト選手は、「メダルが獲れたのは、チームみんなの力」と言っていました。どんなに素晴らしい記録だって、一人の力だけでは決して成し遂げられません。支えてくれるたくさんの人がいること、みんながお互いの技術や技を見て自分を高めること、そして仲間と協力しあい助け合うことを、この機会に改めて考えてもらえたら嬉しいです。