いちごの王さまからのメッセージ

暑い毎日が続いていますね。今年は夏に入る前に梅雨前線が日本に停滞し、いくつもの台風が同時に日本列島を襲ったために記録的な大雨となり、特に九州地方では局地的に甚大な被害が出て、改めて自然の脅威と人間の非力さを感じました。被害に遭われた福岡県、大分県の方々に心からお見舞いを申しあげます。

今年の夏も猛暑日が続いていて、年々日本列島の夏は暑くなっていますね。35度を超える猛暑日が続くと、日本全体が亜熱帯地方になってしまったのではないかと思ってしまいます。それでも、夏休み中の元気な子どもたちは、暑さの中、海や山に出かけて想い出作りをしていることと思います。外に出かける時は水分をしっかり取って、体力消耗に気をつけながら楽しんでくださいね。
王さまは暑い日はなるべく外に出かけないで、部屋の中でお友だちにカードを書いて過ごしています。
今の時代、連絡を取り合うにはスマートフォンで、と言う人がほとんどだと思いますが、王さまは相手の人に合ったカードを選んで送ることで、受け取った人に夏の楽しさや、少しでも涼しく過ごしてほしいという気持ちが伝わるといいなあと思ってカードを書いています。スマホでは伝えきれない“相手への想い”を届けるためにカードを送っているのです。
緊急時に連絡を取り合うには、もちろんスマホが役に立つけど、久しぶりのご挨拶が楽しいカードで届いて、何回も開いて読んだり、メロディを鳴らしたり、部屋に飾っておくことは、カードだからこその楽しみ方です。
だから、王さまはみなさんにも暑い夏にお友だちや遠く離れている家族にカードを書くことをおすすめします。

そういう王さまも、実はスマートフォンを毎日使っています。いろいろなニュースをいち早く知ったり、急ぎで連絡を取り合う時にはやはり便利な道具だと思っています。
でも、いつも心の中で恐れていることは、人々が、スマートフォンを肌身離さず持っていることで、「スマホさえあれば大丈夫」と安心しきってしまい、自分の頭で考えることをしなくなってしまうのではないかということです。王さまは、いつもスマホを手放さないでいる人のことを「スマホの虜」と呼んでいます。
そういう人の行動を見ていると、常にスマホの画面を見ては、次から次に入ってくるニュースや連絡を見て、なにもない時はゲームをして、生活のほとんどをスマホから得る情報だけに頼って生きているのではないか、と思ってしまうのです。
私たちの生活とは本来、1つの電子機器の中で完結させられるものではありません。大好きな人と一緒に楽しい体験をすることの充実感とか、素晴らしい想い出作りとか、自分で考えて行動することが、人生にとって重要なことだと王さまは思うのです。