いちごの王さまからのメッセージ
3月のメッセージ
いちごメイトのみなさん、この冬は強い寒気団の影響、豪雪に見舞われた地域が多く、全国的にも厳しい寒さが続きましたね。風邪やインフルエンザも流行っていたので、みんなは大丈夫だろうかと心配していました。まだまだ寒いので油断しないで、気をつけて過ごしましょう。
もうすぐ3月というと、ようやくあたたかい春がやってくるんだな…と、なんだかうれしい気持ちがしてきますが、実際に厚いコートやダウンジャケットを脱ぐには、あと少しかかりそうです。
それでも、暦の上ではもう春なので、『ひなまつり』の準備を始めているご家庭もあることでしょう。
『ひなまつり』は千二百年前の平安時代からずっと続いている伝統行事で、現代においてはひな人形を飾り、ちらし寿司や甘酒を用意して、家族が集まって女の子の健やかな成長を願う行事とされていますが、昔は少し違うものだったようです。
元々、『ひなまつり』の起源は季節の節目に厄を落として災難から身を守り、健康を願う節句だったという説が有力です。
昔、3月上旬の巳の日に、草や藁で作った人形(ひとがた)で自分の体を撫でて、その人形を川に流すことで邪気払いをする風習があり、それが今の3月3日の『ひなまつり』の由来になったとされています。
初めのうちは、特に女の子のための日ではなく男女共通の邪気払いの行事でしたが、江戸時代に人形作りの技術が向上し、人形(ひとがた)を川に流すのではなくひな人形として飾るようになったことで、江戸幕府がこの日を『女の子の日』と決めたのだそうです。
今では住宅事情もあり、豪華なひな人形を飾る家庭は少なくなっていると聞いていますが、『ひなまつり』にこのような長い歴史があることやひな人形の由来を知ると、いちごメイトの女の子は、自分が無事にここまで成長してきたことを両親や祖父母に感謝する気持ちになったのではないでしょうか?
親元を離れて一人暮らしをしている人はもちろん、家族と同居している人だって、毎日を個々に自分のペースで過ごしている人が多い現代に、家族が集まって一緒に食事をしながら楽しく過ごす時間はとても貴重です。
昔の人は、遠い子孫である私たちが家族で集まる機会を作るために、暦にいろいろなお祝いの日を残してくれたのかもしれません。
今年も家族集まって、楽しく『ひなまつり』をお祝いしてくださいね。