
新緑がまぶしい5月がやってきました。太陽に向かって勢いよく、ぐんぐん伸びているやわらかそうな若葉は、王さまには頑張っている若者の姿と重なって見えます。
高くそびえている木々もはじめは小さな苗木で、土から養分をとり、雨の恵みをうけて、葉っぱは太陽光で光合成を繰り返して大木に成長します。人の一生も同じですね。赤ちゃんは栄養をもらって成長して、大人になっていきます。
大人になれば、一人で生きていけるようになるけれど、自分一人の力で大人になれた人はいないのです。
新緑の若葉を見上げていたら、王さまの大好きなサミュエル・ウルマンの『青春』の詩が浮かんできました。
王さまは今、97歳です。“もう97歳”だから出来ないこともたくさんあります。でも、このサミュエル・ウルマンの『青春』の詩を読むと、「そうだ!もう97歳だから…なんて年齢で考えるのはやめよう。年齢でできないと決めつけるんじゃなくて、やろうとする心の持ちようが大切なんだ」と前向きな気持ちになります。
王さまにはこの詩が心に響きますが、みんなにも歌の歌詞とか、心の支えになっている座右の銘とか、大切な言葉があると思います。
いちご新聞のお姉さんたちも毎号『大切にしている言葉』のページを作ってくれていますね。王さまも楽しみに読んでいるページです。
言葉に励まされるということは実際に経験している人が多く、何百年も昔の偉人たちの遺した言葉が、長い年月を経て現代の私たちを励ましてくれることに、人類の歴史や繋がりを感じます。
ただ、身近な人の言葉もとても大切です。お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、お兄さん、お姉さん…あなたのことを大好きな人たちが心配してかけてくれる言葉に、素直に耳を傾けることが難しい時期もあるでしょう。
でも、身近な人生の先輩の言葉だと考えると、参考になることを教えてくれていると思えるのではないでしょうか。
5月には『母の日』があります。お母さんというのは、あなたが元気で自分らしくいてほしいといつも願ってくれている存在です。
そんなお母さんに「ありがとう」の気持ちを伝えるために設けられているのが『母の日』です。
365日思っている感謝を『母の日』にあなたの言葉で伝えてみてくださいね。
『青春』
青春とは人生のある期間を指すのではなく、精神の在り方を指すのです。
優れた想像力、たくましい意志、燃えるような情熱、
臆病な弱い心を打ち破る勇気、困難に負けない冒険、
このような心の在り方を青春というのです。
人は年齢を積み重ねるだけで老いるのではなく、
生きていく希望を失った時、初めて老いるのです。
年月は皮膚にしわを増やすが、生きる情熱をなくすと
その人の心にしわが増えるのです。
人は、七十歳であろうと、十六歳であろうと、
心に変化を求め続け、万物への尊敬の念を抱き、決してへこたれず、
子どものような探求心と生きる喜びを持ち続ければ、その人は青年です。
人は信念を持つことによって若々しく、疑惑を抱き続けると老いてしまう
人は自信を持つことによって若々しく、臆病に生きることによって老いてしまう
希望を持つ限り若々しく、落胆して生きることによって老いてしまう
自然の美しさ、神の恵み、人間の勇気の力を偉大なものと考える限り、
人の若さは失われることはありません。
悲しみが心を覆い、深い憎しみに心を固く閉ざしてしまった時に、
人は老い、やがて神にすがるしかなくなってしまうのです。
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